アラフィフサラリーマンがFIREしたくなる理由とは。

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アラフィフでFIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指す人が増えています。
いろいろな理由があると思いますが、私が一番感じるのは会社での居づらさです。昇進や給与の限界が見えてくるのがこの年代。今まで一緒に頑張ってきた同期とも差がつき始め、さらには後輩が上司になる。自分はそこそこ仕事ができる人間だ!って思ってた人は特に喪失感が大きいのではないかと思います。(私もその一人。。勘違いって怖い。)
この記事では、アラフィフサラリーマンがFIREを目指す理由を、現実的な視点と感情の変化の両面から掘り下げてみます。

サラリーマンの昇進確率

大手企業における一般的な昇進確率の目安をまとめてみました。企業や業界によって大きく差がありますのが、平均的な傾向を反映しています。

役職昇進確率(目安)昇進年齢(標準)備考
一般社員 → 係長約60〜80%約30〜35歳総合職であれば多くが昇進可能
係長 → 課長約10〜70%約35〜40歳企業によって昇進率に大きな差あり
課長 → 部長約5〜30%約40〜50歳「3割以下」が95%という調査結果あり
部長 → 役員約1〜10%約50歳以降経営層候補として選抜される必要あり

特に部長になるタイミングで一気に昇進確率が低くなります。ちょうどアラフィフのタイミングと重なります。また、給与面でも大きく差がついてきます

モチベーションが下がる理由

昇進できなかった人がモチベーションを下げてしまう理由は、単なる「肩書きの未達成」ではなく、自尊心・納得感・将来への希望といった深層心理に関わるものが多いです。以下に、代表的な理由を整理してみました。

理由内容背景にある感情
努力が報われない感覚成果を出しても評価されない「頑張っても意味がない」虚無感
評価基準の不透明さなぜ昇進できなかったか説明がない「納得できない」「不信感」
後輩の昇進自分より若手が先に昇進する「屈辱」「焦り」「嫉妬」
上司との関係性評価者との距離や印象が影響「人間関係で損している」
キャリア停滞の不安今後の成長機会が見えない「このまま終わるのか」
自己肯定感の低下能力不足と見なされたと感じる「自分には価値がないのか」
社内政治への嫌悪派閥や忖度が昇進に影響「実力主義じゃない」失望感

まとめ

今回、アラフィフでFIREを目指す理由として考えられる、昇進や給与の限界、それにより仕事に対するモチベーションが下がる理由を掘り下げてみました。アラフィフは課長から更に昇進できるかどうかの分岐点であり、それにより仕事へのモチベーションを下げてしまう時期となります。一昔前までは、モチベーションが下がっても生活のために会社に居続ける選択肢しかありませんでした。しかし、投資環境も整い、副業も浸透してきた現在、FIREして自由を手に入れるという選択肢もできています。節約しながらのんびり過ごすのも良し、好きな仕事だけ続けてその収入で少し贅沢しながら過ごすのも良し。会社からの経済的自立は、あなたの選択肢を無限に増やしてくれることでしょう。

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