FIRE(経済的自立・早期リタイア)にとって最も重要な要素はなんでしょうか?
- 1000万円を超えるような高収入?
- 1日豆腐1丁で暮らすような節約生活?
どちらもFIREに近づくための要素ではありますが、実はどちらも正解じゃないんです。
FIREに必要なのは「高収入」でも「ストイック節約」でもなく、貯蓄率(収入に対する支出のバランス)なんです。
どれだけ稼ぐかより、どれだけ残すか。この視点こそがFIREの真の近道。
では、なぜ貯蓄率がそこまで重要なのか?ここから解説していきます。
貯蓄率が重要な理由
例えば、
- Aさん、年収1000万円で支出が900万円。 → 貯蓄率 10%。
- Bさん、年収 500万円で支出が200万円。 → 貯蓄率 60%
どちらがFIREに近いでしょうか? 答えはBさんです。
なぜなら、支出が少ない=FIREの必要資産も少ないからです。
FIRE達成に必要な資産は「年間支出の25倍」と言われているため、支出が低いほど目標額も低くなる。
結果、貯蓄率が高い人ほど早くFIREに到達できるという理屈です。
それでは、貯蓄率によりどの程度FIRE達成のスピードが変わるのか見ていきましょう。
貯蓄率ごとのFIRE達成年数(目安)
以下は「年間支出の25倍」を目指しつつ、投資利回りを5%と仮定した場合のFIRE達成年数です。
貯蓄率 | FIREまでの年数 | コメント |
---|---|---|
10% | 約51年 | 生涯現役! |
20% | 約37年 | 普通の定年人生 |
30% | 約28年 | アラフィフFIREゾーン到達 |
40% | 約22年 | 自由が見えてきた! |
50% | 約17年 | 本気のミニマル生活者向け |
60% | 約12.5年 | 投資と節約のダブル推進力! |
70% | 約8.5年 | FIRE界の上級者🔥 |
80% | 約5.5年 | もはや修行僧レベルの節約術 |
まとめ
FIRE(経済的自立・早期リタイア)は、一部の高収入者や超節約家のためだけのものではありません。
成功のカギは「いくら稼ぐか」でも「どれだけ我慢するか」でもなく、「いくら残せるか」=貯蓄率というシンプルな指標にあります。
- 収入と支出のバランスを整える(貯蓄率UP)
- 支出を抑えることでFIREに必要な資産額が減る
- 貯蓄率が高いほど資産形成が加速し、FIREが早まる
まずは「自分の貯蓄率」をチェックしてみましょう!
そして毎年貯蓄率を少しづつアップさせることを目標にすれば、自ずとFIREは見えてくるはずです!
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