NVAN車中泊カスタム~FIRE人必見!DIYで格安ベッドキット~

節約

NVANで車中泊を楽しむために、いくつかの工夫をしています。今回は快適に睡眠をとるためのベッドキットについて紹介します。最初は、車内に銀マットを引いてその上にキャンプ用のマットを引き、寝袋で寝ていました。これはこれで問題はなかったのですが、冬場は床からの寒さが伝わってきますし、車中泊を重ねていくうちにもう少し快適に眠りたいという欲もでてきました。ネットでベッドキットを調べてみると1人用のハーフキッドでも4~5万円。。FIREを目指す身としては厳しい値段ですので、DIYに挑戦することにしました。きちんと買ったものほど見た目はよくありませんが、使い心地はばっちり。値段も半額以下で製作できましたので、詳しく紹介します。

材料

木材(コンパネ。1820mmx910mmx12mm 1枚)
近くのホームセンターで約1450円で購入。一番安かったやつです。

イレクターパイプ(2000mm 3本)
近くのホームセンターで3本 約2900円で購入。

イレクタージョイント(天板との繋ぎ8個、3方向ジョイント8個)
近くのホームセンターで合計16個 約2900円で購入。

ウレタンチップ(2000mmx600mmX30mm)
アマゾンで約2800円で購入。厚さ30mmにしたのでクッションはウレタンチップのみにしました。

合皮シート(2000mmx1370mm)
アマゾンで約2300円で購入。

その他、ジョイント固定用のねじなど合わせても合計13000円以内で収まりました。

材料カット

天板のカット
今回、これが一番難しかったかもしれません。最初にざっくり寸法を測って、少し大きめにカット。あとは、助手席の背もたれを倒した時の高さに板を合わせてみて、干渉個所を鉛筆でマークしてカット。を何度か繰り返しました。右側は一部カットのみで済むのですが、左側は、ちょっと複雑な形状になってしまいました。高さ設定をするときに、ウレタンチップ+合皮の高さを考慮しておかないと、出来上がりが高くなりすぎてしまうので注意が必要です。通常のDIYではほとんど丸ノコしか使わないのですが、今回は久々にジグソーも使用しました。

イレクターパイプのカット
カットには以前、自転車のサドルポストを切るために買ったパイプカッターを使用しました。最初はすこし時間かかっていましたが、慣れるとリズムよく切れるようになって何だか楽しいです。ここでも高さに注意が必要です。ジョイントの高さを考慮して全体の高さを合わせておく必要があります。また、天板には後で合皮を取り付けるので、ジョイント位置を決める際に合皮を折り返す幅を考慮する必要があります。今回は天板の端から40mm内側にしました。もう少し外側でもよかった気がします。

組み立て、合皮張り

イレクターパイプの組み立て
まずは天板とイレクターパイプを仮組して、実際に車に置いてみます。干渉などを確認して最終的な位置決めを行います。その位置を天板に鉛筆で書いておいて、その目印に合わせてジョイントを取り付けていきます。天板のジョイントさえ取り付ければ、あとはイレクターパイプを組んでいくだけ。若干の長さのばらつきはありましたが、うまく入れることができました。ゴムハンマーで軽くたたきながらやると簡単でした。

ウレタンチップ、合皮のカット
いったん組み立てたイレクターパイプをばらして、合皮を張る準備をします。まずはウレタンチップを天板に合わせてマークしてカットしていきます。ウレタンチップのカットはカッターやハサミなどいろいろやってみましたが、なかなかどれも切れ味悪く、苦労しましたが何とか終了。見えなくなるので切り口のキレイさは目をつむりました。次にカットしたウレタンチップに合皮を広げ、ウレタンチップ+天板の厚みと、折り返し代を考慮してカットしていきます。合皮のカットはハサミでさくさく切れるので簡単です。その後、合皮の折り目を消すために、ドライヤーやアイロン使って伸ばします。結局、折り目はきれいには取れませんでしたが、合皮を張るときに結構引っ張るので出来上がりではそこまで気になりませんでした。

合皮張り
タッカーは以前オートバイのシートカバーを張ったときに購入した100均のタッカーです(ダイソーで300円だったかな)。オートバイのシートは樹脂製で結構硬いためかなり苦労しましたが、木材に打つのであればこれで十分です。さくさく針がうてて気持ちいいです。最初から想定していたことですが、左側の天板は形状がすこし複雑になっていたので難しく、それなりにしわが寄ってしまいました。まぁ、自分が使うだけなので気にしないことにしましょう。

補強
イレクターパイプを組んで、これで完成!ってことで実際に座ったり、寝たりしてみました。すると、天板の真ん中あたりが乗るとすこし変形してなんだか強度不足な気が。。。やっぱり12mmのコンパネ一枚では少し不安なようです。ということで、補強をすることにしました。補強といっても、コンパネの残材から切り出した細長い板を天板の裏側にボンドでくっつけただけです。見た目はかなり微妙な状態になりましたが、効果は絶大。これだけで乗った時の不安がなくなりました。裏側にフェルトでも貼ってきれいにしようと思いましたが、使うのは自分だしということでそのまま完成!となりました。

まとめ

既製品の1/3の値段で製作したベットキットですが、見た目はさておき機能性はばっちりです。実際に寝てみても快適そのもの。もう地べたには戻れません。食事用テーブル使用時の椅子替わりにもなりますし(残りの材料で背もたれも作ってみました)、荷室の後ろで左右に並べれば後部座席も使うことができます。楽しみながらFIREを目指す、心強い味方になりそうです。

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