やっしです。失業時に次の仕事が見つかるまでの生活を支えてくれるのが失業保険ですが、FIREした場合でも受給できるのでしょうか?今回は失業保険について、その目的、受給するための条件、そしていくらくらい受給できるのかについて分かりやすく解説します。
失業保険とは?
失業保険(失業手当)は、仕事を失った人が再就職までの生活を安定させるために受け取れる公的な給付です。制度上の正式名称は 「雇用保険の基本手当」 で、雇用保険に加入していた人が対象になります。目的は次の2つです。
- 生活費の急減を防ぐ
- 再就職活動に集中できる環境をつくる
雇用保険の中には育児休業給付や教育訓練給付などもありますが、最も利用されるのがこの「基本手当」です。
もらえる条件は?
失業保険を受け取るには、次の3つが基本条件です。
- 雇用保険に加入していたこと
- 離職前の2年間に12か月以上の被保険者期間があること
(会社都合などの特定受給資格者は1年間に6か月以上) - 働く意思と能力があり、求職活動をしていること
さらに、ハローワークで求職申込みを行い、離職票を提出して「受給資格決定」を受ける必要があります。
いくらもらえるの?
給付額は、退職前の給与、年齢、退職理由、雇用保険加入期間をもとに計算されます。
給付額 = 賃金日額 x 給付率 x 所定給付日数
- 賃金日額・・・離職前6か月に支払われた賃金(ボーナス、退職金は含まない)の合計を180で割った金額。年齢により上限額が決められている。
- 給付率・・・賃金日額で決まります。(50~80%)。賃金が低いほど給付率が高くなります。
- 所定給付日数・・・退職理由(会社都合・自己都合)/年齢/雇用保険加入期間で決まります(90日~330日 就職困難者を除く)。会社都合、高年齢(60歳以上を除く)、加入期間が長いほど(20年以上は同じ)給付日数は長くなります。
ちなみに、FIREの場合は、自己都合退職となります。
年齢50歳、勤続25年、年収700万円の場合、受給額は100~115万円程度となります。
FIREでも受給できる?
条件を満たせばFIREした人でも受給できます。
ポイントは「失業状態」とみなされるかどうかです。
- 雇用保険に加入していた期間が条件を満たしている
- 働く意思と能力がある
- 実際に求職活動をしている
この3つを満たせば、FIRE目的の退職でも受給資格があります。ただし、「働く意思がない」と判断されると受給できません。ハローワークでは求職活動の実績が必要になるため、“完全リタイア”の意思があると不支給になります。
まとめ
失業保険を簡単にまとめると以下となります。
- 失業保険は、再就職までの生活を支える制度
- 給付を受ける条件は、「加入期間」「失業状態」「求職活動」の3つ
- 金額は退職前の給与の5〜8割
- 給付日数は90〜330日
- FIRE退職でも、働く意思があれば受給可能
FIRE後も完全リタイヤでなければ受給可能ですので、しっかり制度を利用しましょう。

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